パーティー開始と同時に13年前の、わか富士国体で披露した「浙江幻想曲」が彼女たちによって再現された。が、当時エコパスタジアムで踊ったダンサーは二名。あとは若いダンサーに入れ替わっていた。
この妖艶な演技指導をされた県モダンバレエの重鎮、佐藤典子先生とも会場で会う。共に浙江省を訪れこの舞踊を仕上げたことを懐かしく語り合った。
あの日、スタジアム最上段からグラウンドを見ていた。芝生で踊る日中の「夢舞姫」たち。 あの時の感動が蘇ってきた。
2017年4月5日(水)
新生バンドBand 8 Eight(バンドエイト)=正確にはBand 8 Eight -third gear-のリハーサルが始まった。考えてみれば結成の話が持ち上がったのはおととしの春。と言っても何もしていなかったわけではない。このバンド用にいっぱい曲を書き、アレンジしデモを作っていた。
コツコツと孤独な作業。ギターの下谷淳蔵ことシモちゃんと、時々ファイルのキャッチボールをしながら遂に15曲近く完成させた。これでライブもアルバムもレコーディングも可能になった。
音を固めながらのリハだからまだまだアンサンブルの音は粗い。が、ボーカルのSaltie(ソルティ)のキーを探りながら曲を完成させるとすこぶるいい上がりが想定できる。ポップでソウルフルなバンドサウンド。
それにしてもキーの変調にも速やかに対応するメンバーはさすがにプロだな。7月のライブまでにバッチリ音を完成させて臨みたい。
2017年3月30日(木)
なんとかロスっていうやつ。そう、「カルテット」ロスっていうことになるのかな。
音楽家4人が主人公ということもあって見始めたのだが、正直、初回はなんか舞台っぽいセリフが気になった。ところが2回目以降、その絶妙なセリフの絡みに毎回うならされた。さらにストーリー展開と、それに絡む伏線の持っていき方も。ブラボーでした。
それもそのはず、脚本は坂元裕二さんで、配役の4人も個性派揃いで素晴らしかった。
1つ気になったこと。杉山清貴&オメガトライブの「ふたりの夏物語」が、冬の軽井沢を走る車のカーステレオから毎回流れてきたこと。高橋一生さん扮する家森を追う、二人組みの片割れが聴く定番曲だった。なぜいまこの曲?という感じで、こちらもネットで語りはしなかったが深読み。
4人が歌う、椎名林檎さんのペンによるヨーロッパ・デカダンスのような主題歌に対して対極にあるようなこの歌。いろいろな角度からアンチテーゼ的で、ちょっと気になったなー。まぁいっか。
それにしても壁に耳あり障子に目あり。とあるレストランでこのドラマの話をしていたら、隣にいたのが満島ひかりさんのマネージャーさんだった。好評を論じていてよかった(汗)。
2017年3月×日
エネルギー補給したからというわけでもないが、夜は東新宿のアニメ学院のライブハウスでマンスリー公演を行っているぜんハリのライブへ。
ステージ狭しと歌い、踊りまくるぜんハリ5人を久々に観た。オープニングは先日レコーディングしたばかりの新曲「抱きしめてサーカス」。まだリリース前の短い期間によくここまでレッスンしたな~と感心した。1時間余りのステージを2回。しかも彼らは、セットリストを変えてステージに臨むわけだが、随分と歌も踊りも自分たちの身体にしみ込ませたなと感じた。橋口いくよプロデューサーの要求も厳しいと思うが、個々に頑張っていることにとても好感が持てた。終了後楽屋を訪れたが、息も荒く、汗を滲ませる彼らの笑顔はアスリートそのものだった。
2017年1月19日(木)
その多くの原因が、一言で言うと「力み過ぎ」「考え過ぎ」というところだろうか。その人が提供したヒット作品を通し、その人の個性=作風が好きになってファンになった。にもかかわらず、個性の核心に触れたいと思って手にしたアルバムは、自分の期待を満たしてくれなかった。
「力み過ぎ」「考え過ぎ」とは、ここぞと思い自分の最大限の音楽的知識の発散になってしまうとか、本当の自分はこうでヒット作品はほんの一部とか、とにかく何をやりたいかが、何を求められているかより上回ってしまい、バランスを欠いたままセルフ・プロデュースしてしまうことが要因だと思う。勿論どちらが「良い悪い」の問題ではない。あくまでもファンからの目線での話。
そうした例を反面教師として自分のアルバムは作らなければならない!
さて、そういう話の後で紹介するのも変ですが、僕の好きなソングライターのロジャー・ニコルスのすべてとも言うべきアルバム「ロジャー・ニコルス・トレジャリー」がリリースされた。これは勿論彼のペンによる作品の集約とも言うべき内容だが、興味深いのはデモやCMトラックまで収録されていることだ。僕自身も手掛けたこともあるネスカフェのCMなどは、バージョン違いも入っていて、同じ作り手として曲作りに対するアプローチも見え隠れしていて面白かった。長年彼と親交を温めた濱田高志氏のサポートがなければ、ここまでの内容のアルバムは発表されなかったかもしれない。
ロジャー・ニコルスと言えば、今や「スモール・サークル・オブ・フレンズ」が伝説的なアルバムとして若い人たちが追体験する現象にまでなっている。
でも僕にとってこの人はやはりソングライター。そのメロディー運び、コード進行、楽曲構成等々に魅せられた。カーペンターズ、スリー・ドッグ・ナイト、ポール・ウィリアムスなどの作品は、70年代初頭よくレコードに針を乗せたものだ。B・バカラックを継ぐ作曲家として、その作品にはマイケル・マッサー同様、「アメリカの良心」を感じる。
2017年1月×日
そこで、適当な時間に仮にも目覚めたとしたら、まずはベッドに横たわったまま背伸びしてカーテンを開ける。眠くても。その瞬間朝日が差し込めば何とも幸せな気分になる。
「今日一日が良き日でありますように…」
窓から差し込む穏やかな冬の日差しに、ちょっとだけポジティブな気分にさせられたこの「冬嫌い」は、ぼちぼちと動き出す。暖房で温まった寝室を出て、顔を洗い、入れたてのコーヒーを持って、同じく暖房で温まった仕事部屋へ入る。
とにかくパジャマのままでも作曲。そう、作曲ファースト。これが冬のわがルーティン。
ということで2017年も明け、目下、ソロアルバムの作曲を続けている。作曲は、毎日とは言わないがコンスタントに作り続け、ここ数年、どんどんメロディーが湧き上がってくる状態。きっと頭の中は作曲脳全開!。
そしてもう一つ、2年ほど前から準備していた新バンド。こちらの方も曲が出揃い、いまは詞の最後の詰めの真っ最中。それが終われば音合わせを経てライブ活動へ。初夏までに音が固まっていればいいな。
「愉楽好日」、新年のスタートは文字どおり“音楽を愉しむ”という感じで、雪の下で春を待つ新芽、と言えるほど若くはないが、この「冬嫌い」の夢も寒さの中でしっかり芽吹いている。
2017年1月×日
年頭にあたりー
長い間ご無沙汰していましたこの「愉楽好日」ですが、今年は日頃の怠慢さを反省しつつ出来る限り書き進めていきたいと思っています。
同時に皆さんからのメッセージに対しても、可能な限りお答えしていければと考えています。
メロディーはほとんど日記のように毎日書きなぐり、悶々とアレンジの打ち込みもMacに向かう私ですが、どうもFBやtwitterとなるとテンションが下がってしまい後回しになってしまう。時々、友人やファンの方からお叱りを受ける次第です。
あ、今年は日記をつけよう!メッセージを書こう!な〜んて、ウソをつかないように自分にプレッシャーを与えて幕を開けた2017年。
今年は、長年温めてきたいくつかの企画を同時進行させつつ、皆さんのご期待にお応えしたいと思っていますので、どうぞエールをいっぱい送って下さいね。頑張ります!!!
オフィシャルに発表できる時期が来ましたら、インフォメーションのコーナーに掲示したいと思います。
2017年が皆さんにとって素晴らしい年になりますよう!
2017年1月5日(木)
PS. 以前のホームページのように、ファンとの交流の場をもってほしいというご意見を頂きました。僭越ながら、不定期ではありますが、みなさんからのメールにお答えしたいと思っています。詳しくはINFORMATION、CONTACT USのページをご覧ください。